2. コムラサキの魅力
2.1 色鮮やかな紫の実
ムラサキシキブの実は直径3ミリほどの大きさで、濃い紫が鮮やか。
秋になるとツヤツヤのブドウに似た小さな実が鈴なりに付きます。
赤い実が多い中、紫の実は存在感バツグンで、シックな雰囲気です。
2.2 ピンクの花が可憐
主張し過ぎない花姿が可憐で奥ゆかしさがあり、日本らしい趣を漂わせる花です。
6月頃に淡いピンクの花が咲きます。実の華やかさに比べると花は控えめな印象で、近寄ってよく見ないと気づかないほど。
2.3 葉は紅葉も楽しめる
細長く伸びる茎に左右対称に付く葉。
ほっそりとした葉の表面には短い毛が生え、触れるとかすかによい香りがします。
明るい緑の葉は秋になると黄色く紅葉し、季節によって変化する葉色も楽しめます。
2.4 さまざまな飾り方ができる
さまざまな花を集めて花束にすると、鮮やかな紫の実がアクセントになってオシャレな花姿です。
長い枝にビッシリと紫の実がなるコムラサキは、切り花としても利用価値があります。花瓶に1枝挿すだけで風情のある生け花に。
乾燥しても実はそのまま残るので、ドライフラワーやリースにもよく利用されています。