1.2 後期高齢者医療保険の保険料の決め方
後期高齢者医療保険は、75歳以上の高齢者がそれぞれ被保険者となるため、保険料もそれぞれ異なります。
保険料は「均等割」と「所得割」から構成されています。
- 均等割:被保険者が均等に支払う保険料
- 所得割:前年の所得によって支払う保険料
均等割は、被保険者それぞれで負担が必要ですが、世帯の所得要件で保険料を引き下げられます。
軽減割合は、7割、5割、2割の3パターンです。
均等割に所得割を加算すれば、保険料が算出されます。
厚生労働省が発表している資料では、2023年度の平均保険料額は年間で7万7663円でした。
月額では6472円となります。
後期高齢者医療保険は、都道府県ごとの広域連合が保険者のため、都道府県ごとに均等割や所得割が異なります。
では、74歳で年収が220万円の男性が、後期高齢者医療保険に移行する75歳になった場合、保険料がいくらになるか確認しましょう。