人事院は、「就職氷河期世代」を対象とした2023年度国家公務員中途採用試験で、165名が合格したと発表しました。

2024年度も同様に中途採用試験が行われる予定であり、国家公務員への転職を目指す方もいるでしょう。

では、国家公務員に転職して定年まで働いた場合、どのくらいの退職金を受け取れるのでしょうか。

今回は、退職金の平均支給額を勤続年数別に見ていきます。

1. 就職氷河期世代の国家公務員中途採用試験について

就職氷河期世代への支援策として、2020年度から国家公務員の中途採用試験行われています。政府は毎年150名以上の採用を目標に掲げており、2023年度までに727名が採用されました。

なお、就職氷河期世代とは、雇用環境が厳しかった1990年代から2000年代にかけて就職活動を行っていた世代のことです。

2024年度の受験資格については、2024年4月1日時点で38~57歳の方が対象となります。