3. 退職金の支給額は「退職理由」によって大きく異なる
前述した退職金の平均支給額は、退職理由が「定年」の場合の金額です。「応募認定」や「自己都合」などで退職するケースとは支給額が大きく異なる点にも留意しましょう。
例えば、「勤続年数20~25年」の平均支給額を、他の退職理由と比較してみます。
【常勤職員】
- 定年:1309万2000円
- 応募認定:1731万2000円
- 自己都合:932万8000円
【うち行政職俸給表(一)適用者】
- 定年:1352万4000円
- 応募認定:1554万3000円
- 自己都合:885万7000円
常勤職員の場合、退職理由が「定年」と「自己都合」では、400万円近くの差が付くことがわかります。
なお、応募認定とは、早期退職の条件に該当する職員が応募し、各大臣等の認定を受けて退職する制度のことです。