2. 【40歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

2.1 【40歳代・二人以上世帯】の貯蓄400万円~500万円未満の割合

  • 5.7%

2.2 【40歳代・二人以上世帯】の貯蓄500万円未満の割合

  • 45.4%

2.3 【40歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1132万円
  • 中央値:500万円

貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄500万円未満は45.4%。

平均は1000万円を超え、中央値は500万円です。

3. 計画的な貯蓄へ「まずは生活費の見直しを」

これまで60歳代・二人以上世帯の「貯蓄400万円~500万円未満の割合」と平均・中央値を確認してきました。

貯蓄の鍵は計画性です。急いで成果を上げることは難しく、日々の生活費を見直し、節約を続けることで徐々に貯蓄を増やしていくことが求められます。

生活費の見直しは、まず現在の家計収支を正確に把握することからスタートします。具体的な数字を知ることで、無駄な支出や改善の余地がある箇所が見えてきます。例えば、固定費やサブスクサービスの見直しは、生活費の削減につながり、貯蓄に向けた資金を確保する手助けとなります。

また、2024年は新NISAスタートの年。

出所:金融庁「新しいNISA」をもとにLIMO編集部作成

新NISAを利用して積み立て投資を始めることも一つの選択肢です。ただし、資産運用にはリスクが伴うことも理解してくべきでしょう。

2024年を機に、ご家庭に合った貯蓄方法を検討してみてはいかがでしょうか。

3.1 【ご参考】40歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)

  • 金融資産非保有:26.1%
  • 100万円未満:11.1%
  • 100~200万円未満:7.2%
  • 200~300万円未満:5.4%
  • 300~400万円未満:5.5%
  • 400~500万円未満:4.2%
  • 500~700万円未満:7.9%
  • 700~1000万円未満:7.3%
  • 1000~1500万円未満:7.4%
  • 1500~2000万円未満:3.8%
  • 2000~3000万円未満:5.2%
  • 3000万円以上:4.9%

参考資料

齊藤 慧