3.1 平均年収ごとの目安年金受給額(額面)

平均年収 年金受給額の目安(額面)

  • 300万円 月13万3000円
  • 400万円 月15万円
  • 500万円 月17万2000円
  • 600万円 月19万3000円
  • 650万円 月20万円
  • 700万円 月20万9000円
  • 800万円 月22万6000円
  • 900万円 月24万9000円

なお、公的年金からも税金や社会保険料が天引きされます。年金額やその他の所得により異なりますが、年金受給額が額面で15万円であれば手取りで13万5000円前後となるでしょう。

現役時代の平均年収が400万円の会社員は、手取りで月13万5000円、年間にすると162万円です。

また、90歳到達時点まで生きた場合、もらえる年金の総額は4050万円となります。平均生活費の総額は約4665万円のため、貯蓄が1000万円あれば貯蓄と年金で老後の生活費を賄うことが可能です。

また、現役時代の平均年収が600万円以上あれば、手取り年金額が月の平均生活費を上回ります。そのため、計算上は貯蓄がなくても老後生活が可能です。

4. 必要な老後対策は人それぞれ

老後に向けて必要な対策は人それぞれです。現役時代の平均年収が高くて多くの年金を受け取れることができ、生活費が低い人は老後に向けた貯蓄の必要性はそこまで高くないでしょう。

一方で、現役時代の平均年収が低かったり、自営業者で国民年金のみしか受け取れない人などは年金以外に老後の準備が必要です。

日々の節約による貯蓄や資産運用、個人年金の活用などで老後対策を始めてみてください。

参考資料

苛原 寛