3. 40~50歳代でNISAをするなら注意したいポイント

資産運用において注意しておきたいポイントは、投資する資産を分散させる「分散投資」と「手数料の低さ」が重要になります。

それぞれのポイントについて解説しましょう。

3.1 分散投資

1つの投資先で運用をしていると、市場や為替の変動や急落に大きく影響してしまう可能性があります。

複数の資産に投資先を分けておくと、一部の資産価値が下落しても、他の資産価値が上昇していれば、トータルで資産が目減りするリスクを抑えられます。

あくまでも投資先をどうするかは個人の判断によりますが、初めて資産運用をする人であれば、資産だけでなく地域も分散して投資できるものを選ぶと良いでしょう。

3.2 手数料の低さ

手数料の低さを確認することも大切です。

投資信託であれば、自分が支払った資金の一部が「信託報酬」として支払われます。

つまり、信託報酬はコストになるので、運用には回りません。

そのため、手数料が低い商品を選んでください。

4. NISAは40歳代や50歳代からでも始めるべき

NISAは、投資した資産を長期で保有できるので、40歳代から50歳代でスタートしても、たとえば70歳代や80歳代の資産形成に役立ちます。

将来のインフレリスクを考えると、金利が低い預金だけに頼らずに、お金が働いてお金を増やす仕組みを構築すると良いでしょう。

分散投資や手数料といった、基本的な資産運用で気を付けておきたいポイントを踏まえて、将来の資産に活用してください。

参考資料

川辺 拓也