近年、60歳代以降も働くという人が増えています。

少子高齢化が進む中で、年金への不安が高まりつつある現代。

「できるだけ長く働きたい」という思いと同時に、「いつまで働けるだろう」という不安を抱えている人もいるのではないでしょうか。

年齢を重ねるにつれて気力だけではなく、健康や体力への不安も出てくるものです。老後資金の対策も必要不可欠です。

そこで気になるのが、今老後生活を営んでいる人が、どれくらいの貯蓄があるかといういこと。

そこで今回は金融広報中央委員会の資料をもとに、70歳代・ひとり世帯の貯蓄額をみていきます。

1. 【70歳代・ひとり世帯】貯蓄500万円~700万円未満は何パーセントか

70歳代・ひとり世帯で「貯蓄」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」より、70歳代・ひとり世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和4年)」をもとにLIMO編集部作成

1.1 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄500万円~700万円未満の割合

  • 8.8%

1.2 【70歳代・ひとり世帯】の貯蓄700万円未満の割合

  • 58.1%

1.3 【70歳代・ひとり世帯の貯蓄額】平均と中央値

  • 平均:1433万円
  • 中央値:485万円

貯蓄500万円~700万円未満は1割未満、貯蓄700万円未満でみると約6割となりました。