3. 一度の転倒が要介護に繋がる可能性も

とはいえ「まだうちの親は要介護ではないし……」と思うかもしれません。しかし、持病もなく元気だった人が、たった一度の転倒で大怪我をして要介護状態になってしまうこともあるのです。

厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査」によると、要介護者の介護が必要になった主な原因として「認知症(23.6%)」「脳血管疾患(脳卒中)19.0%」に続き、3位に「骨折・転倒(13.0%)」があがっています。

骨折がきっかけで長期入院中に一気に認知面が低下してしまったというケースもよく聞かれます。

若い頃と違ってたかが転倒と侮ってはなりません。家の中、日頃の買い物の道中、お散歩コースに段差や危ない場所がないかなども気をつけて見ておきましょう。