富士フイルムHDの暴落はまるで“ナイアガラの滝”! 日経平均は6日続落

【東京株式市場】 2018年1月31日

株式市場の振り返り-日経平均株価は6日続落、1週間強で▲1,000円超下落

2018年1月31日(水)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 23,098円(▲193円、▲0.8%) 6日続落
  • TOPIX 1,836.7(▲21.4、▲1.2%) 続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,313.3(▲5.5、▲0.4%) 3日続落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:388、値下がり銘柄数:1,619、変わらず:56
  • 値上がり業種数:2、値下がり業種数:31
  • 年初来高値更新銘柄数:74、年初来安値更新銘柄数:4

東証1部の出来高は18億2,073万株、売買代金は3兆6,324億円(概算)となり、いずれも前日より増加しました。NY市場の大幅続落を受けて利益確定売りが優勢となった一方で、下値を拾う動きも強まったことで活況な商いとなりました。

売買代金は今年最高を記録しています。

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そのような中、日経平均株価はやや荒い値動きとなりました。寄り付きから安く推移したものの、前場は一時プラス圏に浮上する程度の比較的静かな値動きでした。しかし、後場に入ってからすぐに一時+83円まで上昇する場面が見られた一方、半ば過ぎから急速に下げ足を早めて大幅マイナスとなりました。

大引け直前には一時▲199円安まで急落する場面となり、そのまま安く引けています。これで昨年11月8日~15日以来となる1カ月半ぶりの6日続落となりました。なお、約1週間前の1月23日のザラバ高値(24,129円)から既に▲1,000円超の下落となっています。

なお、TOPIXも同じような値動きとなりましたが、下落率は日経平均株価より大きくなりました。これは、広範囲にわたって売りが優勢になったことを物語っています。

東証マザーズ総合指数は3日続落、売買代金は再び1,000億円を割り込む

東証マザーズの出来高は5,751万株、売買代金は897億円となり、いずれも前日より減少しました。大型株市場での利益確定売りの流れが波及したものの、下値を拾う動きは限定的だったようです。売買代金は再び1,000億円を割り込んで終わりました。

また、主力株を中心に下落が目立ったことから、総合指数も3日続落となりました。取引時間中は一時1,300ポイントちょうどまで下落しており、先日までの新興市場で見られた勢いが消失した形となっています。

富士フイルムホールディングスが大引けで暴落、リストラ発表のNECは高値更新

個別銘柄では前日に続き主力大型株の大幅安が続出し、前日に決算発表を行った東京エレクトロン(8035)が一時▲5%超安の急落となり、ファナック(6954)、KDDI(9433)、ダイキン工業(6367)などが大きく値を下げました。

また、ホンダ(7267)、トヨタ自動車(7203)、デンソー(6902)など自動車関連株が総じて大幅安となっています。

その他では、大引け直前に子会社の経営統合に関する観測記事が報道された富士フイルムホールディングス(4901)が2~3分間で▲8%超安まで暴落したことが大きな話題となりました。

2018年1月31日の富士フイルムHDの株価推移

一方、主力大型株ではファーストリテイリング(9983)が逆行高となり、日立建機(6305)も値を上げて連日の昨年来高値更新となりました。

また、前日に希望退職や工場閉鎖などのリストラ実施を発表したNEC(6701)が急騰して高値更新となり、アドバンテスト(6857)も急騰して引けています。

新興市場では、ディジタルメディアプロフェッショナル(3652)が▲10%超安の暴落となり、サンバイオ(4592)も大幅安となりました。ただ、全体的には静かな値動きで、新興市場らしいダイナミックな値動きは少なかったようです。

LIMO編集部

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