2. 65~69歳は毎月「厚生年金」「国民年金」をいくら受給しているのか
一般的な年金の受給開始年齢は65歳からです。
では、65~69歳の方はどれくらい年金を受給しているのか、12月に公表された厚生労働省年金局「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より見ていきましょう。
2.1 【国民年金】65~69歳の「年金月額一覧表」
- 65歳:5万8070円
- 66歳:5万8012円
- 67歳:5万7924円
- 68歳:5万7722円
- 69歳:5万7515円
2.2 【厚生年金】65~69歳の「年金月額一覧表」
- 65歳:14万3504円
- 66歳:14万6891円
- 67歳:14万5757円
- 68歳:14万3898円
- 69歳:14万1881円
※国民年金部分を含む
国民年金では5万円台、厚生年金では14万円台となりました。
上記は平均月額であり、特に一律の保険料を払う国民年金と違い、厚生年金は加入期間だけでなく収入に応じた保険料を払うため、個人差が大きく一概には言えません。
また、たとえば「厚生年金の夫と国民年金の妻」であれば、上記をもとにすると月約20万円となるため、夫婦での年金受給予定額を把握しておくことが大切です。
ねんきん定期便やねんきんネットで前もって確認することが大切でしょう。
執筆者
ファイナンシャルアドバイザー/ファイナンシャルプランナー/MDRT日本会会員
立命館アジア太平洋大学卒業後、自動車や通信業界にて営業職に従事。その後、ジブラルタ生命保険、株式会社ほけんのぜんぶに入社し、生命保険販売業務に携わる。生活全般に関わるお金の相談に対応が可能で、特に教育費・老後資金の準備、相続の相談などを得意とする。現在は個人向け資産運用のサポート業務をおこなう。表彰歴多数。2020年、2021年度MDRT日本会会員。AFP(Affiliated Financial Planner)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは資産運用や老齢年金、貯蓄、NISA、iDeCo、キャリアなどをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母であり、趣味は執筆・読書、音楽鑑賞、写真、旅行。今の夢はYOASOBIのライブに行くこと。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年4月4日更新)。