2. 銀行で投資信託を購入する人はどれくらいいる?
では、実際に銀行で投資信託を購入する人はどれくらいいるのでしょうか。
金融庁が公表している先ほどと同じ資料によると、現状、投資信託保有顧客数はネット系証券会社が急上昇しており大手証券会社を追い抜く勢いです。
2016年度時点の投資信託保有顧客数はネット証券が84万人であるのに対し、大手証券会社は338万人、主要行は221万人でした。
ところがネット証券は右肩上がりで推移。
一方で主要行は横ばい、大手証券会社は年々減少しています。
その結果、2020年度時点では大手証券会社が330万人、主要行が223万人、ネット証券は278万人となっています。
銀行で投資信託を買うな!と聞くものの、銀行で投資信託を保有する顧客数に大きな変化はありません。
なお、ネット証券の投資信託保有顧客数が著しく伸びている主な要因は、NISAの普及により、資産運用を始める若年層が増えていることが関係していると考えられます。
上図のとおり、投資信託の保有顧客数を見ると、銀行と大手証券会社は50歳以上が約8割を占めています。一方、ネット証券は約7割が30歳代~50歳代となっています。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】