1.1 第一次こけしブーム

出所:筆者作成

1928年発行の「こけし這子の話」がベストセラーとなり、民芸運動の高まりとともに、こけしが工芸品として日本全国のこけし収集家によって買い求められるようになりました。

これが昭和初期に起こった「第一次こけしブーム」とされ、こけしを玩具から民芸として全国区で認知されるようになりました。

1.2 第二次こけしブーム

1950年頃より徐々にこけしの需要と供給が増加していきます。この時代にこけしの展示即売会などが催され、爆発的な需要を生み出します。そして生産効率が向上し、より供給することが可能になっていきました。この時期を「第二次こけしブーム」と呼んでいます。