三菱自動車(7211)は、2018年1月30日、2017年(1-12月)での販売台数が103万台(前年同期比+10%増)となり、V字回復軌道を維持したと発表した。なお、直近3か月(2017年10-12月)では、同+18%増と大幅に増加している。
地域別では、同社が重要市場と位置づけている中国が牽引しており、現地生産しているミッドサイズSUV『アウトランダー』の好調により販売台数は12.9万台(同+56%増)と大きく伸び、中国は同社の最大市場となっている。
また、米国は+8%増に留まったが、2007年以来初めて10万台の大台に乗る10.4万台となっている。
一方、インドネシアは8万台(+19%増)、タイは7万台(同+26%増)、フィリピンは7.1万台(同+20%増)、オーストラリアは8.1万台(同+10%増)となり、同社の柱であるアセアン全体の販売台数は24.2万台(+17%増)となっている。
さらに、ドイツが4.5万台(+16%増)、ロシアでは2.4万台(+45%増)となったが、UEAでの販売は2.4万台(同▲18%減)と低迷した。
なお、日本については、2016年に一時生産停止していた軽自動車の販売再開により9.2万台(同+7%増)に回復している。
LIMO編集部