どの世帯でも必ず「世帯主」を決めて住民票の届出をします。
世帯主とは、生計を一にする家族(収入を共にしている家族)の中での代表者のことです。
世帯主になるには、「主としてその生計を維持している者、及びその世帯を代表する者として、社会通念上妥当だと認められる者」という条件がありますが、世帯内で自由に決められます。
親と子ども夫婦が二世帯住宅で同居するケースは珍しくありません。
この場合、親世帯・子ども夫婦世帯という2つの世帯が二世帯住居といえども同じ家に住み、生計を一にしていると考えられます。
子ども夫婦の「夫」が生計を維持しているのであれば、「世帯主」として住民税に登録しているはずです。
昨今、給付金が支給されるとあって話題となる住民税非課税世帯。
今回は、このような世帯が「住民税非課税世帯」になるかどうかを解説します。
1. 住民税非課税世帯とは?
住民税非課税世帯とは、住民基本台帳上の世帯員すべての住民税が課税されない世帯をいいます。
親と夫婦世帯が同じ世帯で生活している場合であれば、親、子ども夫婦ともに住民税を支払っていない場合が該当します。
どのような場合が該当するのかは以下の住民税非課税の要件で確認しましょう。