経済大国というイメージのある日本ですが、国民の賃金は伸び悩んでいます。
そこで今回、フィンランドと比べてどちらが平均賃金が高いと思うのかというアンケートを取ったところ、日本人の6割以上が知っていることが判明しました。
記事後半では、日本と世界の国々労働時間を比較します。
1. 日本とフィンランドの月平均賃金についてアンケート
LIMO編集部が全国の10代〜60代の男女270名を対象に、「日本とフィンランド、月の平均賃金が高いのはどちら」というアンケートを取ったところ、全体の34%が「日本」と回答。
「フィンランド」と回答したのは、全体の66%になりました。
フィンランドは、日本よりもやや小さい33万平方キロメートルの国土に約555万人の人が暮らしています。首都はヘルシンキで、人口は約66万人。主要産業は金属、機械、電気・電子機器、情報通信です。
2. 日本とフィンランド、月の平均賃金を比較してみると…
日本の男女計の月平均賃金は、全産業で2801ドル、製造業2687ドル、建設業3036ドル、教育3407ドル。
一方のフィンランドはというと、全産業で3645ドル、製造業4061ドル、建設業3704ドル、教育3918ドルとなっています。
全産業の平均を見てみると、日本は2801ドル、フィンランドは3645ドルなので、日本よりも844ドル(約12万円)高いことが分かります。
3. 日本とフィンランドの労働時間を比較
次は、日本とフィンランドの労働時間を比較してみます。
日本の週当たりの実労働時間は、全産業の平均で37時間。製造業39時間、建設業41時間です。フィンランドはというと、全産業の平均で35時間、製造業37時間、建設業39時間。
全産業の平均では、日本は37時間、フィンランドは35時間なので、日本のほうが週に2時間ほど長く働いていることが分かります。
日本とフィンランドの大きな違いは、男性の労働時間。全産業の平均労働時間を見てみると、日本のほうが4時間も長く働いているのです。
4. 日本と世界の労働時間を比較
世界の全産業の労働時間と比較してみると、日本はアメリカと同じ20位という意外な結果に。
気になる1位は、バングラデシュの47時間。2位のトルコとマレーシアが43時間なので、4時間も差があることになります。
ちなみにバングラデシュは、インドの隣にあります。日本の4割程度の大きさ(14万7000平方キロメートル)の国土に1億6935万人(2021年)が住んでいます。主要産業は衣料品・縫製品。近年は、世界の繊維産業の中心国として、急速にその存在感を増している国としても有名ですね。
4位以下は、メキシコ、コロンビア、タイ、ギリシャ、ポーランド、ルーマニア、エジプトと続きます。
5. 経済が低迷している日本
いかがでしょうか。
今回は日本とフィンランドについて比較しました。
経済が低迷している日本のGDPはドイツに抜かれて、世界4位になると言われています。
2020年の一人当たりのGDPは40048ドル(約606万円)。アメリカは63123ドル(約956万円)、オランダ53334ドル(約807万円)と先進国の中でも低い水準となっています。
苦しい生活が続く日本国民。浮上することはあるのでしょうか。
5.1 調査概要
- 調査日:2023年11月13日
- 調査人数:270人(全国の10代~60代の男女)
参考資料
小野田 裕太