老後資金【不足額の早見表】年金だけで足りない分はどう準備する？不足額を理解したうえで、早めに対策を進めよう

3. 老後資金の不足額はどう準備する？

老後資金を貯めるためのポイントを3点に整理しました。

できるだけ早いタイミングから対策を進めることで、無理なく資産形成を進められます。

家計が赤字で貯蓄出来ていない世帯は、まずは家計の見直しから着手しましょう。

家計簿をつけて、使途不明金や無駄使いがないかチェックしてみてください。

光熱費や通信費、保険料といった固定費も確認して、極力生活を切り詰めず支出を抑えられる項目がないかみていきましょう。

自力では収支改善の余地が見つからない場合は、ファイナンシャルプランナーなどのプロに相談するのも一案です。

余裕資金があると、ついつい散在してしまってなかなか資産が増えない方も少なくありません。

そこで、強制的に貯蓄や投資に回す仕組みを積極的に活用しましょう。

証券会社では、毎月自動的に投資に回す積立投資のサービスをしばしば行っています。

銀行でも、定期預金や外貨預金に自動で振り分ける商品があります。

会社員の方なら、給与天引き方式の財形貯蓄を活用するのも一案です。

現代の日本では、預金ではほとんど金利がつかないため、一定のリスクを取って投資を行うのが有効です。

2024年から始まる新NISAを活用すれば、本来は投資収益にかかる税金が非課税となります。

新NISAでは従来より投資枠が大幅に拡充されて、最大1800万円分の元本まで非課税になります。

老後資金のほとんどを、新NISAの枠組みのなかで形成できる計算です。新NISAを有効活用して、効率よく資産を増やしていきましょう。