2. 不足額と必要貯蓄額の早見表

必要な老後資産と、貯蓄の不足額、そして不足額を10年・20年で貯めるために必要な月次の投資額を早見表にしました。

なお、年利4%で投資したと仮定しています。

2.1 二人以上世帯に必要な金額

二人以上世帯の場合は、【図表2】の通りです。

【図表2】

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」を参考に筆者作成

当然ながら、投資期間を長く取った方が月々の積立額が少なくても必要な資産を形成することができます。

投資期間が20年間あれば、ほとんど資産ゼロの状態からでも、月々4万円強の積立で老後生活資金の不足額を準備できます。

40歳代から老後に向けた資産形成を始めることが、無理なく準備を進めるためのポイントといえるでしょう。

2.2 単身世帯に必要な金額

続いて、単身世帯は【図表3】の通りです。

【図表3】

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」を参考に筆者作成

単身世帯は老後資金の不足額が小さい分、資産形成のハードルは低いといえます。

200万円程度貯めておけば、10年の投資期間でも月5万円強で必要資金を賄うことが可能です。

20年間の投資期間があれば、貯蓄がゼロの状態からでも無理なく資産形成できやすいでしょう。