2. 【親が認知症になる前にやっておくべきこと その1】既往症や服薬歴の確認

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佳子さんが最初に挙げたのは「既往症や服薬歴」。

「父の保険証やお薬手帳の保管場所については以前から教えてもらっていましたが、若い頃の既往症・服薬歴についても確認しておけばよかったと後悔しています。

ここ数年の受診歴や服薬歴についてはお薬手帳や病院の予約票などからある程度は推測できましたが、現役時代の健康状態についてはさっぱり……」と佳子さんは言います。

認知症の兆候に気付いて受診をした際、主治医から今後の治療のためにこれまでの病歴や薬歴を詳しく聞かれたとのこと。

2.1 健康情報を時系列で記載したノートを、玄関先に置いておくのもおすすめ

親の認知面がしっかりしているうちに、持病や既往症などの情報を把握したメモを作っておくことで、認知症以外の急な病気やケガなどの際にも役立ちます。

ちなみに筆者は親の病歴を時系列で記載したノートを、玄関先の救急隊が目につきやすい場所に置いています。救急搬送の際に受け入れ先の病院を探してもらうときにも非常に役に立っていると実感します。