2023年に公表された厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」によると、65歳以上がいる「高齢者世帯」の割合は全世帯の50.6%。
65歳以上の人口が総人口に占める割合が21%を超えた状況を指す「超高齢化社会」に拍車がかかっているように見えます。
また、年金だけで生活する高齢者は、およそ4世帯に1世帯という結果となりました。その年金受給状況はどのようなものなのでしょうか。
今回は、65歳以上世帯の現況と「お金事情」についてまとめました。時間が生まれやすい年末年始のタイミングで、しっかりと自分の将来について考えてみましょう。
65歳以上世帯は年々増加中
厚生労働省「2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況」では、 65歳以上の者のいる世帯が年々増加している状況がまとめられています。
【世帯構造別】65歳以上の者のいる世帯の年次推移
《65歳以上の者のいる世帯数の年次推移》(単位:千世帯)
- 1986年:9769
- 1989年:1万774
- 1992年:1万1884
- 1995年:1万2695
- 1998年:1万4822
- 2001年:1万6367
- 2004年:1万7864
- 2007年:1万9263
- 2010年:2万705
- 2013年:2万2420
- 2016年:2万4265
- 2018年:2万5584
- 2020年:-
- 2021年:2万5809
- 2022年:2万7474
20年以上前から、65歳以上の者がいる世帯数は年々増加中。1986年からは2.5倍以上にもなっている状況が見られます。
そんな「高齢者世帯」の家族構成は、どうなっているのでしょうか。