2. 単身世帯で60歳代貯蓄3000万円以上の割合はおよそ17%

続いて、単身世帯の60歳代の貯蓄分布は【図表3】の通りとなり、3000万円以上を達成した世帯は約17%です。

  • 非保有         :28.5%
  • 100万円未満       :8.0%
  • 100万円~200万円未満  :5.7%
  • 200万円~300万円未満  :4.3%
  • 300万円~400万円未満  :3.6%
  • 400万円~500万円未満  :2.7%
  • 500万円~700万円未満  :6.2%
  • 700万円~1000万円未満  :4.6%
  • 1000万円~1500万円未満:6.6%
  • 1500万円~2000万円未満:3.6%
  • 2000万円~3000万円未満:6.8%
  • 3000万円以上       :16.9%
  • 無回答         :2.5%


なお、平均値が1388万円、中央値が300万円です。

一定数が3000万円の貯蓄を形成している一方で、貯蓄非保有および100万円未満の世帯は30%以上いるなど、貯蓄の多い世帯・少ない世帯の格差が大きいのが特徴です。

単身世帯の場合も、年代別で見ると60歳代が貯蓄3000万円に到達する方の割合が最も多くなっています(【図表4】参照)。

【図表4】年代別の金融資産3000万円以上を保有する割合(単身世帯)

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]」を基に筆者集計・作成