今年の漢字は「税」。手取り額を意識してみては
今年の世相を表す漢字は「税」に決まりました。なかなか明るい話題とはならなかったようです。
14万7878票あった応募のうち、「税」は5976票(4.04%)とのことですから、関心を集めていることがわかります。
所得税や住民税などの「4万円の定額減税」も議論のさなかですが、所得制限の有無などはまだ未定の状態です。
物価高が続く中、賃金があがらないとなれば「手取り額」をあげるための工夫も必要となるでしょう。
もし、年末調整で生命保険料控除など申告を忘れていた項目がある場合は、還付申告を行いましょう。
還付申告は、確定申告の時期である2月16日を待たずとも、1月1日から5年間提出できます。
他にも医療費控除や初年度の住宅ローン控除などは、年末調整ではなく還付申告が必要になります。
まとめにかえて
年末調整や還付申告、確定申告などの手続きは面倒に感じるものですが、手取り収入をあげるために目を向けておきたい項目であることは間違いありません。
給与明細でいくら引かれているのかしっかり確認しておき、納めすぎた税金がないのかチェックしてみましょう。
また、今後の税の動きにも注目しておきたいですね。
※2023年12月12日内容を一部修正しました。
参考資料
太田 彩子