1.1 平均年収
国税庁が2023年9月に発表した「民間給与実態統計調査」によると、40歳代の平均年収は、以下の結果となりました。
- 40~44歳:男性602万円 女性335万円
- 45~49歳:男性643万円 女性346万円
男性と女性で平均年収に差がありますが、男性は600万円台、女性は300万円台が平均年収でした。
日本人の平均年収が458万円なので、男性の平均年収は高い結果となっています。
1.2 平均貯蓄
金融広報中央委員会が調査した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、40歳代のうち二人以上世帯での平均貯蓄額は825万円でした。
保有額別に見ると、以下の通りになります。
- 金融資産非保有 :26.1%
- 100万円未満 :11.1%
- 100~200万円未満 :7.2%
- 200~300万円未満 :5.4%
- 300~400万円未満 :5.5%
- 400~500万円未満 :4.2%
- 500~700万円未満 :7.9%
- 700~1000万円未満 :7.3%
- 1000~1500万円未満:7.4%
- 1500~2000万円未満:3.8%
- 2000~3000万円未満:5.2%
- 3000万円以上 :4.9%
「100万円未満」と回答した割合が最も多くなりました。
次いで、「500~700万円未満」「1000~1500万円未満」が続きます。
また、金融資産を保有している40歳代の世帯に限ると、平均貯蓄額は1132万円でした。
同じ40歳代でも、貯蓄ができている世帯とできていない世帯に分かれているようです。
子育てや住宅購入で、将来的な資産を準備するよりも、足元の生活を支えるのに精一杯になっている人もいるでしょう。
そのため、まだ老後の貯蓄まで準備できていない人もいます。
しかし、老後に向けた準備や対策は早くから始めたほうがいいでしょう。
老後に向けた準備をしておく必要性が高まっている理由について解説します。