2. 着物専門店よりリサイクルショップで買取依頼する人が多い

不用品の処分方法のひとつとして、買取を利用する方法があります。

2.1 35.5%がリサイクルショップに売却

株式会社リバーオンラインは、その中でも着物に注目。234名に対して「不要な着物を処分した際の方法を教えてください」と質問したところ、35.5%が「リサイクルショップへの売却」と回答しました。

2.2 買取といえばリサイクルショップ?

買取というと、リサイクルショップしか思いつかない人が多いのではないでしょうか。

しかし、実際には着物買取専門店など、特定の分野しか買取しない業者も存在しています。リサイクルショップと違って多くの物を買取してくれるわけではなく、再販の見込みがある物だけを買取します。

本調査では、「着物買取業者への売却」は18.4%と、リサイクルショップへ売却する人の2分の1程度でした。

3. 着物が二束三文なのはリサイクルショップでの話

リサイクルショップは、着物専門店と違い扱うジャンルは多岐に渡っています。アパレルからホビー用品、家電、貴金属までさまざまな品物を購入・売却できます。

「着物が二束三文」というのは、リサイクルショップなどでの話です。

3.1 有名人にもいる着物女子の存在

「着物女子」などの言葉が広がりを見せているように、今でも普段着や特別な日の服装として、着物を選ぶ人は一定数います。

例えば有名人では、フィギュアスケート元世界女王の浅田真央さんが着物をこよなく愛し、イマドキなバッグと組み合わせた姿を披露しています。

市場は大きくないかもしれませんが、販路があれば充分に売れる状態と考えられます。着物によっては価格がつかない、数百円~数千円ということもありますが、すべての着物に価値がないわけではありません。

3.2 リサイクルショップで売れないのは販路の問題

着物は査定が難しく、総合買取をするリサイクルショップでは、なかなか特定分野の知識がつきません。

「店長の得意分野が着物」ということは現実にあり得ますが、それでも価格がつきづらい傾向があります。

大きな要因は販路です。着物を求めてリサイクルショップを訪れる消費者は少ない現実があります。

購入需要が少ないため、売れるかもわからない着物に対し、高値での買取が難しい状況です。リサイクルショップは処分向けと心しておきましょう。