12月に入ると、クリスマスの朗らかな雰囲気に包まれるイタリア。

イタリアでは、定番のクリスマスツリーだけではなく、伝統的なプレゼーペという人形の模型をあちこちで目にします。古い歴史を持つプレゼーペは、専門の職人がいるほど精緻な作りのものが多いのが特徴です。

また、みずみずしい色の植物も、クリスマスの必需品。イタリアではどんな植物をクリスマスに飾るのでしょうか。その由来を現地の参考価格とともにご紹介します。

1. ポインセチアは「クリスマスの星」!12月の植物の定番

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メキシコが原産のポインセチアは、日本でもクリスマスシーズンの風物詩になっています。

イタリアでは「クリスマスの星」という名で親しまれているポインセチア、クリスマスマーケットで購入する人も多数。

ポインセチアは、1800年代に南米からヨーロッパに渡来したと伝えられています。鮮やかな赤色に魅せられる人は多く、キリスト教の世界でもポインセチアが主役の逸話があります。

ある貧しい少女がイエスを思う気持ちを野花に託して祭壇に備えたところ、鮮やかな赤い星、つまりポインセチアに変わったという美しいお話。

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冬の植物としては寒さに強い方ではないため、イタリアでも室内に飾って楽しむのが一般的です。