1. コツ1:ハウスメーカーや工務店探し
注文住宅とは建築主が自ら施工会社を選んで使用する設備や建材、間取り、外観などを決めて、自分の好みやライフスタイルに合った住まいを建築するものです。
したがって購入時にすでにプランや仕様が決まっている建売住宅とは異なり、自分が選んだ施工会社によって仕上がりの満足度に大きな違いが生じることが珍しくないといえます。
すなわち施工会社を決める際にはコストや施工品質、施工実績、提案力、保証・アフターサービスなどのほかに、担当者とのコミュニケーションが非常に重要になります。
また注文住宅を建てたいと思っていて土地探しから行う必要がある場合には、住宅会社探しと共に土地探しも行わなければなりません。
ハウスメーカーや工務店の中には土地探しを手伝ってくれる会社もあるので、一度相談してみると良いでしょう。
中には土地探しを得意にしている会社もあり、自分で探すよりも良い土地を安く紹介してもらえることがあります。
2. コツ2:家づくりでの打ち合わせ
住宅会社との打ち合わせでは、いかに自分の要望を漏れなく相手に伝えて、それを実際のプランに反映してもらえるかどうかが成否を分けるポイントになります。
したがって自分好みの外観や内装の雰囲気などがある場合には、住宅雑誌の切り抜きやモデルハウスの写真、ホームページの施工実例などを集めておくと役に立ちます。
そして打ち合わせの不備でよく後悔しがちなのは、生活動線の不便さやコンセントの位置・数、収納の量、窓の位置・大きさ、暑さ・寒さ対策などです。
そのためこれらを決める際にはより慎重に行う必要があります。
また相手の営業マンに自分の要望を忌憚なく伝えやすいか、相手はこちらの要望をきちんと理解してくれるのかといったことも重要なポイントになります。
良い営業マンであれば、専門家の立場から自分では思いもよらなかった提案をしてもらえることも期待できます。
さらに図面で実際のイメージがわかりにくい場合には、スケッチや3D画像を作成して見せてくれる会社もあるので、遠慮なく相手に伝えるようにしましょう。
中途半端に理解したままでことを進めてしまうと、後悔する原因になるので絶対にやめましょう。
3. コツ3:注文住宅での資金計画
注文住宅では打ち合わせでいろいろと要望を詰め込み過ぎて、当初の予算をオーバーしてしまうことが少なくありません。
せっかくの注文住宅なので、完成後に後悔することがないようにすることはもちろん大切です。
ただし、費用を抑えるべきところはしっかりと抑えて、コストダウンするコツについても把握しておきましょう。
建物形状や面積、設備、仕様等を何度も見直して、過剰なものや後回しにできるものがないかどうかをその都度しっかりと確認しておくことが大切です。
そのためには絶対に妥協できない箇所とそうではない箇所とを事前に明確にしておくと良いでしょう。
どんなに住み心地が良くなっても、毎月のローンの返済のために切り詰めた生活を送らなければならなくなると本末転倒です。
すなわち住宅ローンを組む際には、無理なく返済できる額にとどめるのが基本です。
そしてボーナスが減ったり、失業したり、病気になったりといった想定外の事態にも対応できるように、返済計画には余裕を持たせておくことが大切です。