厚生年金【月額15万円】の手取り額

ここまでの内容から、厚生年金「額面15万円」の「手取り額」を計算してみます。

税金(所得税・住民税)・介護保険料・後期高齢者医療制度の保険料は年間で約19万円。

厚生年金の年額180万円から天引き額19万円を引くと161万円が手取りの年額となるので、月額では約13万4000円になります。

額面15万円に対して、手取りはこのように減ってしまうことに留意しましょう。

※調整控除等は考慮せず、一例を用いた概算です。天引きされる金額は事務処理上、年度途中に確定するため1年を通して同じ手取り金額になるとは限りません。

老後に備えた対策を始めてみては

年金15万円から天引きされるお金について確認しました。

  • 日本で「月額15万円以上」の年金を受給している割合は46.07%
  • 年金からも税金や保険料が天引きされる
  • 「月額15万円以上」の年金手取りは約13万4000円になる(大阪市の一例)

年金だけで生活できるかどうかは、個々の状況により異なります。

ただし、ねんきんネットやねんきん定期便に記載される金額はあくまでも概算であるため、実際の手取り額はもう少し低く見積もると良いでしょう。

老後生活に足りるか検証した上で、正しく老後に備えていきたいですね。

参考資料

LIMO編集部