2. 厚生年金「月額20万円以上」の割合は全体の15.5%
厚生労働省の「令和3年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、厚生年金「月額20万円以上」の受給者割合を紹介していきます。
上記資料の調査によると、厚生年金の平均年金月額の1万円ごとの受給権者数は下記の結果になりました。
- 20万円以上~21万円未満:77万5394人
- 21万円以上~22万円未満:59万3908人
- 22万円以上~23万円未満:40万9231人
- 23万円以上~24万円未満:27万4250人
- 24万円以上~25万円未満:18万1775人
- 25万円以上~26万円未満:11万4222人
- 26万円以上~27万円未満:6万8976人
- 27万円以上~28万円未満:3万9784人
- 28万円以上~29万円未満:1万9866人
- 29万円以上~30万円未満:9372人
- 30万円以上~:1万4816人
上記のグラフをみると厚生年金が月額20万円以上の高額受給者は、1618万人445人のうち「250万1294人」。
厚生年金を「月額20万円以上」受け取っている人は、全体の15.5%であることがわかります。
約6.5人に1人しか年金月額20万円以上に到達していないという結果に。約8割の人が20万円に満たない収入の中で生活していることになります。
現役時代の生活水準を維持し続けられる世帯はそう多くはないとうかがえます。