2024年1月、いよいよ新NISAが始動します。何に投資しようか、いくら投資に回そうかと考えている方も多いでしょう。
その一方で、「どこで口座を開設したらよいかわからない」と、新NISAの利用を躊躇っている方もいるでしょう。
新NISAの口座は証券会社や銀行などで開設できますが、どこで開設しても同じというわけではありません。
そこで本記事では、新NISAの口座を開設する金融機関について解説します。
また、投資初心者でもリスクを抑えつつ、比較的安定した運用益が期待できる「積立投資」をシミュレーションしていきますので、新NISAでの運用イメージをつかんでいただければ幸いです。
1. 新NISAの口座を開設するなら証券会社?それとも銀行?
どの金融機関で口座を開設するかは、投資したい金融商品によって異なります。
投資信託だけを購入するならどちらで口座を開設しても大丈夫ですが、株式投資もしたいなら証券会社で口座を開設しましょう。
また、金融機関によって取り扱う商品数や銘柄数が異なる点にも注意する必要があります。
銀行や対面証券は取扱商品が少ない傾向にあるため、豊富な選択肢の中から投資先を選びたい方は、大手ネット証券で口座を開設するのがおすすめです。
銀行やクレジットカードなどとの連携サービスや、各種ポイントサービスなども踏まえて、総合的な視点で金融機関を選ぶようにしましょう。
1.1 投資初心者が新NISAを始めても大丈夫?
新NISAは投資未経験でも始められます。ただし、投資先や投資方法によって多かれ少なかれリスクがあるので、基本的には「長期・分散投資」を意識しましょう。
20年間といった長期間の積立投資を前提とし、購入タイミングと投資先を分散することでリスクを大幅に抑えることができます。
また、ある程度投資の知識が付くまでは少額から投資し、大きな損失を出さないようにすることも大切です。
2. 【年利別】新NISAでの積立投資をシミュレーション
では、新NISAで積立投資をした場合、どのくらいのリターンを期待できるのかシミュレーションしていきます。
今回は、毎月5万円ずつ、年利3%・5%・7%で運用した場合の投資結果を見てみましょう。
※あくまでもシミュレーションであり、実際の運用結果を確約するものではありません。
2.1 月5万円・年利3%での投資結果
年利3%で20年間運用した場合のシミュレーション結果は以下の通りです。
月5万円を20年間の積み立てると投資元本は1200万円となり、年利3%なら約441万円の運用益が期待できます。
2.2 月5万円・年利5%での投資結果
次に、同じく月5万円を年利5%で20年間運用した場合のシミュレーション結果を見てみましょう。
年利5%の場合、運用益は約855万円となり、投資元本と合わせて約2055万円となります。
2.3 月5万円・年利7%での投資結果
年利7%で運用できたケースも見てみましょう。
年利7%の場合は運用益が投資元本を上回り、約1405万円となっています。元本と合わせた成果は総額で約2604万6000円でした。
3. そもそも年利3%以上で運用できるの?
今回は年利3%・5%・7%でシミュレーションしましたが、「そもそも年利3%以上で運用するのは難しいのでは?」と考える方もいるでしょう。
一例として、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2001年度~2023年度第2四半期までの運用実績を見てみましょう。
およそ20年間の収益率は+3.91%となっており、20年間超の長期投資なら十分に実現可能な数値であることがうかがえます。
なお、GPIFの基本ポートフォリオ(資産構成割合)は4資産(国内債券、外国債券、国内株式、外国株式)を25%ずつとしており、状況に応じて割合を増減させています。
3.1 長期投資による主な資産の価格推移
下の図表を見るとわかるように、資産によって値動きが異なるので、投資対象とする資産によってはさらに高い成果を得られる可能性もあるでしょう。
また、金融庁の資料によると、投資期間が20年以上であれば、収益率が2~8%に収れんするとされています。
これらのデータはあくまでも過去の値動きを基にしたものであり、将来の運用結果を確約するものではありません。しかし、年利3%以上は実現不可能な数字ではないことがおわかりになったのではないでしょうか。
4. 将来に向けて新NISAの利用を検討してみては
老後2000万円問題や昨今の物価高など、将来への不安は募るばかり。ゆとりある老後生活を送るためにも、将来に向けて少しずつ準備を始めなければなりません。
依然として低金利下にある今、銀行預金ではまとまった利息を受け取れないので、投資によって運用益を狙うことも考える必要があるでしょう。
今回解説したように、投資初心者でもリスクを抑えて新NISAを始めることができます。
新NISAで積立投資をするのとしないのとでは将来大きな差が付く可能性もあるので、少額からでも始めてみてはいかがでしょうか。





