「Z世代」、「ミレニアル世代」、「ゆとり世代」など特定の年代に生まれた世代を特徴づけるネーミングがありますが、その中に「団塊ジュニア世代」があります。戦後のベビーブーム世代が「団塊世代」とよばれることから、その子どもたちは団塊ジュニア世代といわれます。

団塊ジュニア世代は一般的に1971年から1974年生まれとされており、2023年現在、50歳前後の方が該当します。団塊ジュニア世代は現役時代をいわゆる「失われた30年」で過ごしてきましたが、厳しい経済状況の中で老後資金の準備はすすんでいるのでしょうか。

この記事では、団塊ジュニア世代のリアルな貯蓄額や負債額などについて解説していきます。

1. 団塊ジュニア世代|二人以上世帯の貯蓄・負債

団塊ジュニア世代は、2023年現在48歳から51歳の方が主に該当する世代です。総務省の「令和2年国勢調査 調査の結果」によると、配偶者ありの方の割合は「45歳〜49歳」で66.9%、「50歳〜54歳」で67.8%となっています。

団塊ジュニア世代で二人以上世帯の平均貯蓄額や負債額を40歳代と50歳代とに分けて確認していきます。