3. 元本割れのリスクは変わらないから

新NISAの成長投資枠では、下記の条件に当てはまる投資信託は非課税投資の対象外となります。

  • 信託期間が20年未満
  • 毎月分配型
  • デリバティブ取引を用いている

これらの条件が定められたことで、投資家はより長期投資に適した銘柄を選定できるメリットがありますが、だからといって元本割れのリスクが完全になくなるわけではありません。

どのような商品を選んでも元本が割れるリスクをゼロにすることはできないため、「せっかく貯めたお金が減ってしまうのが怖い」と感じる人がいるのも無理はないといえます。

NISAの口座数は年々増加している

2014年に始まったNISA制度は年々利用者が増えており、2023年6月末には1290万口座が開設されています。

NISA口座での運用は元本割れのリスクを避けられませんが、それでも利用者数が増加しているのは、「リスクを差し引いてもメリットが大きい」と感じる人が多いからでしょう。

加えて、2024年からの新NISAではさらにそのメリットが拡充されることとなっています。

次の章でくわしく紹介しましょう。