会社員や公務員などの方は、11~12月頃になると勤務先から年末調整関係の書類を受け取るでしょう。

年末調整は年税額を確定するために必要なもので、会社員や公務員の方などは、原則として年末調整を行えば確定申告をする必要はありません。

しかし、中には会社員などであっても確定申告が必要な方がいることをご存じでしょうか。また、確定申告をすることでお得になる方もいます。

では、どのような方が確定申告が必要になるのか、また、した方が良いのはどのような人なのか、詳しい条件などについて解説していきます。

確定申告とは

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確定申告とは、1月1日から12月31日までの1年間の収入から必要経費を差し引いて所得を計算し、所得にかかる税額を確定して国に報告する一連の手続きのことをいいます。

申告期間は原則として2月16日から3月15日と決められており、2023年分の確定申告は2024年2月16日(金)から2024年3月15日(金)に予定されています。

会社員や公務員などの多くは、勤務先で行う年末調整で所得税額が確定するため、原則として確定申告をする必要はありません。

しかし、一定の条件に該当する方は確定申告をする必要があります。どのような方が対象になるのか次章で確認していきましょう。