人生100年時代といわれる中、長生きすることがリスクだという話も出てきていますね。
長く生きられることは良いことですが、そのために予想していたよりも必要な老後資金が増えるということが、リスクといわれる所以の一つです。
今の働き盛りの方々は、そんなリスクも考えながら働く必要があります。
将来の老後の生活に向けて、70歳代での貯蓄はどのくらいあれば安心できるのでしょうか。
年金がいくらもらえるかによっても、必要となる貯蓄額は異なってくるでしょう。
今回は、70歳代の貯蓄事情と受け取れる年金を合わせてみていきます。
1. 70歳代以上世帯「貯蓄3000万円超」の世帯は約27パーセント
まずは、総務省の公的資料から70歳代以上世帯の貯蓄事情を見ていきます。
金額ごとの割合も紹介しますので、「貯蓄3000万円超」の割合に注目してみましょう。
1.1 70歳代以上の貯蓄現在高はいくらか
総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)-2022年(令和4年)詳細結果-(二人以上の世帯)」によると、70歳代以上の貯蓄の平均額は2411万円です。
70歳代の全「187万4554世帯」について、貯蓄現在高ごとの世帯数も見ていきましょう。