【シニア70歳代の貯蓄額】中央値800万円で「最低準備しておく金融資産残高」とはかけ離れた結果に？【最新データ】20～70歳代の貯蓄額の平均・中央値をチェック

2025年こそはお金を貯めよう、と決心した方もいるのではないでしょうか。貯蓄を進める中で重要になるのは、「いつまでに・何のお金を・いくら・どの手段で」貯めるのかという計画です。

「何のお金を」については、老後資金を挙げる方も多いでしょう。そこで本記事では、今の70歳代の貯蓄額に迫ります。

同時に、年代別に「年金支給時に最低準備しておく金融資産残高」として回答された平均額をもとに、現実とのギャップも見ていきましょう。

もちろん、あくまでも平均であるため個人によって異なるものですので、データに興味を持たれた方は「我が家の場合はどうか」を考えるきっかけにしてみてください。

1. 【最新】70歳代の平均貯蓄額はいくら？

J－FREC 金融経済教育推進機構が公表する「家計の金融行動に関する世論調査［二人世帯調査］（2024年）」より、20歳代～70歳代・二人以上世帯の貯蓄（金融資産を保有していない世帯を含む）を確認します※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。

年代別の貯蓄額はいくら？

中央値とは、データの数値を小さい順に並べたとき、ちょうど真ん中にくる値を指します。貯蓄額などを見る上では、平均値よりも実態を表しやすいとされています。

より実態をつかむために、貯蓄額ごとの世帯割合も抜粋します。