3. 年代別「手取り収入から預貯金へ振り分ける割合」

同資料より、手取り収入からどれほど預貯金へ振り分けているのか見ていきます(※金融資産保有世帯のうち金融資産に振り分けた世帯)。

収入を得たとき、支出した結果の余りを貯めるという「残し貯め」よりも、あらかじめ貯蓄に回した結果を支出の予算とする「先取り貯蓄」の方が、貯蓄効果が高いと言われています。

収入はライフステージによって変わるものですので、金額ではなく「割合」の参考にしてみてはいかがでしょうか。

年間手取り収入からの預貯金への振り分け割合

年間手取り収入からの預貯金への振り分け割合

出所:J-FREC 金融経済教育推進機構「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」をもとにLIMO編集部作成

3.1 【20~70歳代】預貯金への振り分け割合の平均値

  • 20歳代:14%
  • 30歳代:14%
  • 40歳代:13%
  • 50歳代:12%
  • 60歳代:13%
  • 70歳代:14%
     

老後生活を迎えている世帯が含まれる60歳代・70歳代でもまだ貯金を継続している世帯があるとうかがえます。

参考までに、預貯金への振り分け割合が「0%」と答えた割合は次のとおりです。

  • 20歳代:5.2%
  • 30歳代:12.5%
  • 40歳代:11.8%
  • 50歳代:11.1%
  • 60歳代:11.7%
  • 70歳代:10.2%
     

多くの世帯において、計画的に貯蓄を進めていることがわかりますね。