まずは月2万円、できれば月3万円の積立を目安に
新NISA「つみたて投資枠」で積立投資にチャレンジする方は、まずは月2万円、できれば3万円を目指して積み立てていけば、老後に向けて一定の資産を築けそうです。
利回り4%を前提とすると、30歳~65歳の35年間積み立てた場合、月2万円なら1827万円、月3万円なら2741万円となります。月3万円ならゆうに2000万円を超えますし、月2万円でも生活に困るリスクは相応に低下するでしょう。
積立投資は投資期間が長く、積立額が大きいほど資産が大きくなります。特に積立額は、長期にわたり複利効果が働くため、少し金額を増やすと大きく資産が拡大します。
ただし、投資にはリスクがつきものです。本記事では利回り4%でシミュレーションを行いましたが、これを上回ることもあれば下回ることもあります。
時にはマイナスとなり元本が減ってしまうことも。投資を行う際にはこうしたリスクを十分に理解し、納得した上で始めましょう。
参考資料
和田 直子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行に入社。三井住友信託銀行に転職後、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
現役世代からシニア層、富裕層と幅広い個人顧客に対し、資産運用コンサルティングを行う。
<主な専門領域>
投資信託、ファンドラップ、外貨預金、生命保険、医療保険、住宅ローン、事業性ローン、贈与、相続、遺言信託、不動産など、多岐にわたる金融サービスと承継対策をワンストップで提案。特に、長期的な資産形成や富裕層向けのウェルスマネジメント、シニア世代への承継・相続の分野で豊富な知識と実績を持ち、表彰歴多数。
現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する「くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のマネー編集部にて企画・執筆・編集・監修を担当。
厚生年金保険と国民年金保険(老齢年金・障害年金・遺族年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、資産運用を専門とする。
NISA、iDeCo、住宅ローン、カードローンなどの国民生活に直結する金融情報を始め、FX、株式投資、金(ゴールド)などの投資経験をいかし仕組みやリスクなどを分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成【2025年11月11日更新】