2023年10月31日(火)に東海道新幹線の車内販売が終了し(グリーン車除く)、およそ3週間が経過しようとしています。11月に入ってから東海道新幹線を利用した方の中には、どこか寂しさを感じた方もいるのではないでしょうか。

2023年8月8日(火)のJR東海の発表では、グリーン車には新しい車内サービスが導入され、のぞみ停車駅のホーム上には自動販売機が設置されるとのことでしたが、実際どうなったのかも気になるところです。

そこで今回は、車内販売が終了した後の東海道新幹線について紹介します。

そもそも、なぜ車内販売を終えることになったのか

Tooykrub/shutterstock.com

まずは、東海道新幹線が車内販売を終えることになった理由を振り返ってみましょう。JR東海が2023年8月8日(火)に発表したニュースリリースをまとめると、以下のような内容になります。

  • 駅周辺の店舗の品揃えが充実している
  • 車内への飲食物の持ち込みが増えた
  • 静かな車内環境を求める意見が寄せられた
  • 将来発生する労働力不足への対応

これらの理由により、東海道新幹線「のぞみ」と「ひかり」では、車内販売を終了することが決定しました。

今までも食堂車の廃止やワゴン販売の開始など、さまざまな出来事があった東海道新幹線。今回車内販売が終了するのも時代の流れのひとつとも考えられますが、やはり慣れるまでは少し物足りなさを感じてしまうかもしれませんね。

車内販売の終了により何がどう変わるのか?

Savvapanf Photo/shutterstock.com

それでは、2023年8月8日(火)のニュースリリースをもとに、車内販売終了後の東海道新幹線がどう変わるのかもチェックしてみましょう。JR東海は車内販売の終了により、以下のような変化があると発表していました。

  • グリーン車は車内で食事・飲み物をモバイルオーダーできる
  • のぞみ停車駅のホーム上に飲食物を購入できる自動販売機を設置

グリーン車では引き続き、車内販売を利用することが可能です。ただしパーサーがワゴンを押して車内を巡回するわけではないため、各座席に設置されたQRコードを読み取り、スマホ等のモバイル端末から注文する必要があります。

車内販売で人気があったコーヒーや「シンカンセンスゴクカタイアイス」などは、ホーム上に自動販売機を設置することで販売を続けます。何か購入したい物がある場合は、少し早めに新幹線ホームに到着しておいた方が良さそうです。