子どものいる家庭においては「中学校は私立・公立どちらにするべきか」「大学の進学費用はどのくらい必要なのか」など、教育面で考えることが多いのではないでしょうか。

子どもの教育費は学費以外にも、受験対策として塾代といった費用もかかります。

受験生などはこの冬に冬期講習で最後の追い込みとなるため、こうした話を聞くと教育費の総額が気になるという方もいるでしょう。

では、子どもが大学まで進学するために必要な塾代はどのくらいになるのでしょうか。

本記事では、2023年11月2日に公表された調査データをもとに、小学生〜高校生のいる家庭の塾代や、中学・大学の学費について解説していきます。

大学進学のための各家庭が貯蓄している平均月額についても紹介しているので、毎月の教育資金積立の参考にしてください。

小学生がいる家庭でのひと月あたりの教育費はいくら?

株式会社KG情報は、小学生・中学生・高校生別の保護者を対象に「教育費」に関するアンケート調査を実施しました。

調査概要は下記のとおりです。

  • 調査期間:2023年9月20日〜9月25日
  • 調査対象:小学生~高校生の子を持つ保護者
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 回答者数:389人
  • プレスリリース公開日:2023年11月2日

上記調査の結果、小学生のいる家庭において、中学受験をする家庭では塾代が2万円以上3万円以下が26.5%で最も多い結果となりました。

一方で、中学受験をしない家庭では、5000円未満と1万円以下の家庭が各12.7%と最も多くなっています。

中学受験をしない家庭では「半数以上が塾には通っていない」のに対して、中学受験をする家庭では約9割が「塾や予備校に通っている」結果となっており、「中学受験をするかしないか」によって教育費に大きな差が生じていることがわかります。