今年も残すところあとわずかとなってきました。商業施設ではクリスマスツリーが飾られていたり、クリスマスケーキやおせちの広告を見かけるようになったことで年の瀬を感じています。

「25卒」として就活中の私は、年明けから始まる冬インターンのエントリーに追われる毎日を過ごしています。

就活をしていると自分が何をしたいのかわからなくなってくる、就活生であろうとなかろうとそもそも働くことへの意欲が湧かないという方も多いと思います。

仕事に縛られずに自由にできたらな...そんな願いを持つ人もいるのではないでしょうか。

特に大学生の場合は、周囲から「今のうちにやりたいことをやっておけ」と言われることも多く、社会人になって自由な時間が減ることへの抵抗感もあるかもしれません。

今回は仕事に縛られずに自分のライフプランを決めていける「FIRE」という生き方についてご紹介していきます。

昨今話題になり、メディア等で見かけたことがある人もいるかもしれません。実はFIREには種類があるのでそれについても触れていきます。

皆さんに「そんな生き方もあるのか!」と知るきっかけになってもらえると嬉しいです。

【FIREの基本】FIREって一体どういうもの?

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英語でFIREと聞くと「火?何が燃えてるの?」と思う人も多いかもしれませんね。

ここでいうFIREは4つの英単語の頭文字を取ったもので、「Financial Independence」(経済的自立)と「Retire Early」(早期退職)の意味です。

前半の経済的自立とは労働所得に依存しないことを指しています。また、後半の早期退職は定年まで働き続けるのではなく、ある程度の年齢で仕事を辞めることを指しています。

これをまとめると、FIREとは主に投資をすることで生活に必要な資産を築き、40歳〜50歳前後で仕事を引退することといえるでしょう。

FIRE達成後はそれまでに築いた金融資産を運用しながら、そこから得られる金融所得だけで働かずに生活をすることになります。

【FIREの基本】金融所得だけで生活をするってどういうこと?

金融所得だけで生活をするためには資産運用がマストになります。よくあるケースとしては運用商品の取り崩しというやり方です。

例えば毎年平均4%の増加が期待できる金融商品を1億円持っていたとします。そうすると1億円の4%なので毎年400万円増えることになりますね。

よって、1年間の生活費を400万円以内に抑えれば理論上は資産を減らさずに、そこから生まれる利益だけで生活をしていくことが可能です。

実際には金融資産の額は変動がありますから、毎年増加した分だけで生活するのは難しいですが、長期的に見れば資産が枯渇することなく生活ができます。

しかし、金融所得だけで生活をするには始めに元手を作り出さなければなりません。

相続や贈与などの収入は別として、基本的に人生において「全く働かずに生活をする」ということは不可能という捉え方もできますね...。

【みんなが気になる】FIREにデメリットはあるのか

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働かずに資産を増やしながら生活をしていくFIRE。一見何のデメリットもないように思えますが、実際にはいくつかの問題が考えられます。

金融資産の暴落

1つ目は金融危機などにより、資産が一気に減ってしまう可能性があることです。

最近では2020年にコロナショックがありました。その際は比較的すぐに株式などの資産価値が回復しましたが、これから先の金融ショックで同じように回復する保障はありません。

金融資産の暴落によって生活ができなくなる可能性があることはデメリットと言えますね。

「社会的な繋がり」がなくなる可能性

2つ目は仕事を辞めることで、社会的な繋がりがなくなってしまうことです。

労働に縛られない生活を実現しても、人間関係がなくなってしまったことで心が満たされず、もう一度働き始める人がいるという話も聞きます。

X(旧Twitter)などのSNSでは、FIREしたのに再び働き始めることを指す「FIRE卒業」というワードを見かけることも。

個人の価値観による部分が大きいとは思いますが、働かなくなったことで孤独感を感じてしまうのだったら、それもデメリットになりますね。

【みんなが気になる】FIREには種類がある?

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FIREにはその生活様式によって複数の種類に分けられることがあります。今回はその中でも実現可能性が高いものを見ていきましょう。

サイドFIRE

サイドFIREとは金融所得と労働所得の合計で生活費をまかなう方法です。労働所得があるのでFIREと比較して少ない金額でも達成できます。

生活費400万円の場合には200万円を金融所得でまかない、残りの200万円は労働所得でまかなうイメージです。200万円なら週1~4程度の労働で達成することも可能ですから、柔軟な働き方ができるのが魅力です。

リーンFIRE

リーンとは無駄がないという意味となります。リーンFIREは生活費を切り詰めることでFIREを達成する方法です。

生活に必要な資金・支出を、ギリギリの最低限度まで切り詰めることによって、FIRE程の資産がなくても生活を成り立たせることを目指します。

生活費を抑えることで、早期退職に必要な資産を少なくすることができるのがメリットです。質素な生活でも、仕事が苦痛な人にとっては幸福な生活になるのかもしれませんね。

FIREに興味がある人はどれくらい?

FIREは2010年代にアメリカの若者の間でブームになったと言われています。

日本では若年人口が少ないので実感が薄いかもしれませんが、世界的に若年層では生き方の多様性が進んでおり、FIREブームもそういった背景があるのかもしれませんね。

しかし日本でも2020年代から書籍やYouTube、SNSで取り上げられるようになってきました。書店の投資関連のコーナーに行くと必ずと言っていいほどこの文字を目にするような気がします。

日本でも半数の人がFIREに興味がある

株式会社バイアンドドホールドが2022年8月に25歳以上49歳以下の男女を対象としてFIREについての調査を行っていました。

この調査によると、すでにFIREをしている、すでにサイドFIREをしている人を含めて半数以上の人がFIREに興味があるという結果となりました。

日本でもFIREに興味を持つ人が増えているといえるのではないでしょうか。

Z世代の大学生は「FIRE」についてどう思う?

さて、まだ社会に出る前の大学生はFIREについてどう考えているのでしょうか。

LIMO・U23編集部メンバーたちからは、「できるならやってみたいが、難易度が高くて努力が続かなそう」という意見が多数でした。

プラスのイメージとしては、投資で資産1億円越えを達成する人を指す「億り人」のような余裕のある生活が挙げられていました。

マイナスのイメージとしては、仕事をすることで得られる人間関係の満足度が低下することで孤独を感じそう、働かないで生活水準を抑えるなら働いて生活水準を上げたいという声もありました。

集まった意見をまとめると、「経済的自立のために投資をしてみることには興味があるが、早期退職については魅力を感じない」という結果となりました。

私たちはまだ社会に出ていないということもあり、働く前から早期退職という考えには至らないのかもしれませんね。

人生の選択肢は人それぞれ

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FIREという生き方についてどんな印象を抱いたでしょうか。

多くの人が働いてお金を稼いで生活をしている中で、不労所得のみで生活ができる方法があるというのは興味深いものですね。

ちなみに編集部メンバーの知り合いにはつい最近FIREに成功された方がいたそうです。

LIMO・U23編集部メンバーの意見にもありましたが、私自身もお金の不安で人生の選択肢を狭めたくないので、FI(経済的自立)の部分を達成できたらいいなと思っています。

皆さんがこの先のキャリアや人生を考える際には、こうした他の人の生き方を参考にしてみるのもひとつの手ではないでしょうか。

参考資料