憧れの高級車を手に入れたが「つまらない故障」が多く、激しく後悔
――トモヤさんが今までの人生の中で「一番後悔した買い物」と、その理由を教えてください。
トモヤさん:
一番後悔した買い物は、40歳代のときに800万円で購入した「ドイツ製の高級外車」です。
新車にもかかわらず、とにかくつまらない故障が多い…。
急に動かなくなるということはありませんが、窓が閉じなくなったり、エラー表示が消えなくなったり。
それまでは国産車しか乗ったことが無かった私にとっては「また、故障?!」という感じです。
修理費もバカになりませんし、ディーラーにしょっちゅう行く時間ももったいない。
すべてが煩わしくなり、結局、手放すことにしました。
高かった買い物だっただけに、後悔しました。
――車を手放されて、数年経過していると思いますが「後悔の気持ち」が生々しいですね。
やはり「800万円も払って、失敗だった…」というのは痛いですものね。
ところで、買い物で大きな失敗をしてしまった原因は何だったと思われますか?
トモヤさん:
ドイツ製の高級外車は、もともと憧れでした。
そうはいっても、私にとっての車は、移動の道具。
車そのものに価値を見出し、カタチの美しさが好きとか、走りのしなやかさにテンションが上がるとかというタイプではないです。
購入前に、外車ってどんなものかも特に調べていませんでした。
年収が徐々に上がってきたこともあり「買えるかな」と思ったタイミングに購入しました。
振り返れば「見栄」が勝っていたように思います。
大きな買い物「事前にきちんと調べておけば」
――自分にとって必要であったり、本当に欲しかったりするものであれば、事前にいろいろ調べることがありますよね。
「コレを持っていればスゴイかも?」など、他人の目を意識しての買い物の場合、手に入れることが目的になってしまいます。
そのため、その後のことを考えず、後悔につながる方は結構いらっしゃいます。
トモヤさん:
そうなんです。
ドイツ車に憧れていたとはいえ、個人的には車に興味がある方ではありませんでした。
当時は、ディーラーの方に勧められるまま勢いで購入したように思います。
国産者の新車はメンテナンスフリーで乗れるので、外車でも同じと思っていました。
私にとって、外車は不向きな車だったようです。
じっくりと時間をかけて下調べしてから購入するべきでした。
――そうですね。
とにかく他人に勧められるがまま、勢いで買ったものは「後悔」のモトになりがちです。
どんなときでも、一旦冷静になって考えてみることが必要といえます。