老後生活を迎えるにあたって、収入源の柱となる「老齢年金」。

公的年金の受給開始年齢は原則65歳ですが、65歳になれば自動的に年金が受給されるわけではありません。

本記事では、老齢年金を受けるために必要となる「年金請求書」について詳しく解説していきます。

請求漏れをしたことで「本来受け取れる年金が受け取れなかった」といった事態を避けるために、記事を参考に事前に確認しておきましょう。

1. 「老齢年金請求書」とは何か?

「老齢年金請求書」とは、名の通り厚生年金や基礎年金(国民年金)といった老齢年金を受け取るための請求書を指します。

前述したように、老齢年金は受給開始年齢になったら自動的に受け取れるわけではなく、「老齢年金請求書」を提出することで、受給できるようになります。

「老齢年金請求書」は、特別支給の老齢厚生年金を受け取る権利が発生する方に対し、受給開始年齢に到達する3ヶ月前に送付されます。

老齢年金請求書には、すでにご自身の住所や氏名、過去の履歴が記載されているため、誤りがないかを確認したうえで提出をしましょう。

「老齢年金請求書」と、地域ごとに必要な添付書類を提出することで、受給開始年齢時に年金を受け取ることが可能となります。