2. 老齢年金を受け取るために必要な3ステップ
老齢年金を受給するためには、他の公的制度と同様に申請する必要があり、申請には「老齢年金請求書」を提出します。
では具体的に、老齢年金を受け取るためには、どのような申請手続きが必要になるのでしょうか。
本章では3ステップに分けて、老齢年金を受け取るために必要な事項を解説していきます。
2.1 老齢年金請求書に記載されている内容を確認する
まずは、老齢年金請求書が届いたら、記載されている内容に誤りがないかを確認しましょう。
老齢年金基礎年金には、下記の項目がすでに記載されています。
- 基礎年金番号
- 氏名
- 生年月日
- 性別
- 住所
- 年金加入記録
引越しや結婚、離婚などのタイミングによっては、印字された内容に誤りがあるケースもあります。
正しく年金受給できなくなる可能性もあるため、必ず確認することが大切です。
もし不明点や気になる部分がある場合は、お近くの年金事務所に確認することをおすすめします。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年3月18日更新)