NISAの分配金についての注意点

NISAで投資信託の分配金を再投資すると、通常の買い付けと同様に1年ごとの非課税枠を使用します。

そのため、再投資の際にその年の非課税枠が不足するケースに注意が必要です。

再投資の際に非課税枠が不足する場合の取扱いは金融機関ごとに異なり、以下のようなパターンがあります。

  • 再投資のための買い付けをせず、分配金受け取りとなる
  • 再投資分を課税口座で買い付ける(分配金に課税される)

2024年からの新NISAでは、1年間の非課税投資枠がつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円と大幅に増えます。

そのため、分配金再投資で非課税枠がオーバーとなるケースは少ないと考えられます。

分配金のコースで迷ったら再投資を選びましょう

長期運用において投資信託の分配金は受け取らずに再投資したほうが、複利効果を期待できます。

長期で運用する人が受け取りか再投資かで迷ったら、再投資を選んでおくとよいでしょう。

受け取りと再投資の特徴を理解し、適切な方法を選べるようにしましょう。

参考資料

松田 聡子