2017年12月25日、駐車場運営を行うパーク24(4666)は、国土交通省が実施している「道路空間を活用したカーシェアリング社会実験」の期間延長・拡充に伴う実験参加者の公募に応募し、選定されたと発表した。

この社会実験は、国土交通省が地下鉄駅に近接した箇所に道路上のカーシェアリングステーションを設置し、公共交通とカーシェアリングの連携強化による、公共交通の利用促進の可能性を検証するために2016 年12 月20 日より実施しているものであり、同社はカーシェアリング事業者として参加している。

これまでの実験で東京都心の地下鉄大手町駅の付近に設けたカーシェアリング用のステーションの利用状況を調べたところ、利用者の満足度は高く、同様のステーションの増設を希望するニーズが高いことが確認されている。

一方で、道路上へのステーションの設置を促進するためには、条件の異なる場所での検証および留意事項等の整理が必要となることから、現在の社会実験を約1 年間延長するとともに、別の場所での検証を行うことを国交省が決定。新たに公募に応募し選定されたことから、引き続き、同社が本社会実験に参加することとなった。

同社では、「タイムズカープラス」を通じて様々な機関と社会実験等を行うとともに、公共交通と連携しやすい場所へのカーシェアリング車両の配備を進めることで、ストレスのない移動が可能な「快適なクルマ社会の実現」に向けて今後も取り組んでいくとしている。

シェアリングエコノミーが進展するなかで、同社の今後の活躍が注目される。

LIMO編集部