ソフトバンクグループ株式会社(東証プライム、9984、以下「同社」という)が、2024年3月期第2四半期連結決算(対象期間:2023年4月1日~2023年9月30日)を発表した。

ソフトバンク事業とアーム事業の売上が好調で増収となった。

アリババを筆頭とした株価下落などに伴う未実現評価損失を計上したことで、最終利益は大幅な減益となった。

同社の上期は、子会社のArm Holdings Limited(以下「アーム」という)がNASDAQに上場し、2023年度最大のIPOとなり、話題となった(こちらを参照)。

ソフトバンクの当第2四半期連結業績

持株会社投資事業からの投資損益が前年同期比▲3兆9381億円となったことが大きく影響し、減益となっている。

当上期は、アリババ、Deutsche Telekom AG(ドイツテレコム)およびT-Mobile US, Inc.(Tモバイル)の株価下落などに伴い、投資の未実現評価損失3645億円を計上しており、これが要因となる。

なお、2023年最大のIPOとなったアーム上場も、同社の子会社が上場したため、連結財務諸表では親子間取引のため相殺消去され利益としては計上されない。