当第2四半期は、好調となったライセンスおよびその他の収入が牽引し、四半期として過去最高の売上高を達成した。
アームのライセンシー企業は、短期的な市場サイクルに左右されることなく製品開発を行っており、当第2四半期累計期間においてもアームのテクノロジーに対する堅調な需要が継続した。
具体的には、アームは
- スマートフォン(Google「Pixel 8シリーズ」)
- PCおよびその他のコンシューマー・エレクトロニクス
- 自動車(ルネサスエレクトロニクス「自動運転向けの次世代チップ」)
- 組み込み機器およびAIアプリケーション向けチップ(NVIDIA「GH200 Grace Hopper Superchip」)
を開発する複数の大手企業と高額なライセンス契約を締結した。
しかしながら、半導体市場は回復の兆しがみられるものの依然として低調が続いており、この影響を受けてロイヤルティー収入が減少した。
増収となった一方で、セグメント利益は、前年同期比▲440億7000万円の84億3900万円の赤字となった。
IPOに伴う株式報酬費用の増加や、急速な研究開発体制の強化に伴い技術関連人員を中心に従業員の採用を進めたことによるものである。