ソフトバンクグループ株式会社(9984)(以下「同社」という)の連結子会社である、Arm Holdings Limited(以下「アーム」という)が、2023年9月14日(米国時間)、NASDAQ市場へ上場した。
売り出し価格を初値から上回り、2023年9月14日の終値は、売り出し価格を24.7%上回る63.59ドルで初日の取引を終えた。
ソフトバンクグループの連結子会社アームとは
アームの公式サイトでは、会社概要は以下のように記されている。
- 半導体IP(知的財産権)のリーディング企業
- 全世界の70%の人々がArmのテクノロジーを使用
- 85の国々で5900人以上を雇用
- Armベースのチップの現在までの累計出荷数は2500億個超
- 1000社以上のパートナーを擁するエコシステム
箇条書きの会社概要を一読するだけで、アームの持つ影響力がいかに大きいかを感じられるのではないか。
スマートフォン、ゲーム機(Nintendo Switchなど)、テレビ、デジタルカメラなど、身近なものに、アームの技術が使われている。
また、急成長を遂げているNVIDIA/エヌビディア(NVIDIA Corporation、NVDA)のAI向け半導体にもアーム設計のCPUが使われている(参考記事はこちら)。