PC・サーバー分野では、あまりシェアを獲得できずにいたが、2020年にApple(Apple Inc.、AAPL)が自社のPC製品「MacBook」でアーム技術を活用した独自プロセッサ(M1、M2など)を採用したことにより、シェアを拡大し始めている。

なお、アームは製造工場を持たないファブレス企業である。

設計および技術をIP(知的財産権)として各企業にライセンス提供するのみで、アームが製造を行うことはない。

ソフトバンクグループの連結子会社アームの上場

2023年8月21日(英国時間)、アームはSECに新規公開計画に関するForm F-1の登録届出書を公開提出した(参考記事はこちら)。

SECでの審議を経て、冒頭記載のとおり、2023年9月14日(米国時間)に、NASDAQに上場した。

ティッカーシンボルは申請どおり「ARM」となった。

なお、アームはイギリスのケンブリッジに本社を置く英国企業であるため、NASDAQへ上場した株は米国預託株式(ADS、American Depositary Shares)である。