ソフトバンクグループの連結子会社アームの上場初日の株価

売り出し価格は51ドルであったが、初値は+10.0%の56.10ドルとなった。

その後、60ドルを上回る水準で推移し、取引終了間近の15:55には66.28ドルまで上昇した。

2023年9月14日(米国時間)の終値は63.59となり、売り出し価格を24.7%上回り初日の取引を終えた。

終値から算出した時価総額は652億ドルとなり、今年最大の新規株式上場(IPO)となった。

ソフトバンクグループとNASDAQ上場後のアームの関係性

上場申請したForm F-1で触れられているが、上場後も、同社はNASDAQのコーポレートガバナンス規則上アームの「被管理会社」となり、

同社発表においても、株式公開完了後も、引き続き、アームは同社の連結子会社となる想定である、と記載されている。

ソフトバンクグループが2023年9月14日(米国時間)に売り出したアーム株は9.4%に留まり、同社はアーム株を90.6%保有する。

アームは引き続き同社の連結子会社であることに変わりはない。

ソフトバンクグループの株価

アームがNASDAQに上場前の、2023年9月14日(日本時間)の終値は6581円であった。

年初来高値は、2023年7月31日の7297円である。

売り出し価格を24.7%上回るアームの上場を受けて、2023年9月15日(日本時間)の同社株価は一時6914円まで高騰した。

2023年9月15日(日本時間)の終値は前日より137円高の6718円となった。

参考資料

石川 貴康