論理的な文章に触れさせる

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国語の長文読解では「物語文」と「説明文」の2つに分けられます。

物語文は絵本をスタートとして小さい頃から触れていますが、説明文は国語の教科書や問題集などでしか読まないという子の方が多いです。

本が好きな子の中でも、説明文が苦手という子も少なくありません。論理的な文章を理解するには頭の中で作者の意見や主張をまとめる必要があります。慣れていないと理解するまでに時間がかかり、あわてて答えを書いて点数を落とすことになります。

理科や算数、数学の文章題も論理的な文章なため、これは国語だけの問題とは限りません。理論立てて書かれている文章は読書を通じて慣れることも大切ですが、説明文を扱う問題集を購入し、家庭学習に取り入れることが一番の近道です。

語彙力や漢字力が苦手な場合は、現状の学年ではなく前の学年の問題集を準備してください。説明的文章は苦手な子も多く、スムーズに読める経験を積んで苦手意識をなくしていくことも大切です。

国語力は短期間で劇的に伸ばすことは難しいスキルなので、イライラせず結果が出るまで根気よく取り組むようにしましょう。

「書く機会」を家庭でも増やす

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大人になると仕事ではパソコンを使用し、実際に手を動かして書く機会が少なくなります。プライベートでも知り合いへの連絡もメールやメッセージで済むので、手紙を書く機会も減っています。子どもの世界でもICT端末での学びが浸透しつつあり、書く機会が徐々に減っていくのは避けられません。

しかし、書く力を鍛えると国語力全体を伸ばせます。文章を書くときは適切な言葉を選び漢字を正確に書くだけでなく、文章の組み立ても考えます。頭をフル回転しなければならず、それを繰り返していると自然と国語力も上がっていきます。

今の子どもたちは手紙やハガキの宛名の書き方を知らないことも多く、切手の存在を知らない子がいても不思議ではありません。

時代の変化といわれればそれで終わりますが、日常生活で書く機会は大人も子どもも減っています。こうした現状を打破しつつ、親子で交換日記を書くなどして「書く機会」を意図的に増やし、国語力の底上げを図っていきましょう。

日記を書く際はダラダラ出来事を書くのではなく「今日一番心に残った出来事」「どうして心に残ったのか」「明日への意気込み」や、毎日テーマを決めて、起承転結のある文章を書くように誘導するようにしてください。

書くことを通じて自分の考えを文字に表現することの面白さや、文章構成を考える楽しさに気がつくようになります。親子で取り組むことで、机の上の勉強よりも楽しく国語力をアップできます。